タ『手書きも音声もオマケ程度』
Canon V80、SII DC-A07CNとの比較です。
手書き機能について
手書き入力が出来るのはキーボード下の画面で行うため視線移動が大きく
中国語入力は簡体字にしか対応しないのと文字通り入力判定が厳しい。
「反」という文字は日本式の書き順ですと最上の横棒は左から右に書きますが
簡体字ですと逆となり日本式の書き順で書くと候補にもあがりません。
「板」等の字も同様です。
V80であれば「電」「車」と書けば簡体字の候補が画面上に出ますが
これは全く認識されません。
また検索時に手書きで検索するか、ピンインで検索するかを選択してからの
入力でピンイン手書き混合での検索もV80とは違って出来ません。
ネィテイブ音声について
SII DC-A07CNでも採用している小学館の中日辞典第2版と同じ内容ですが
収録音声数がカタログ上SIIが熟語数72000に対し当機は7200となっています。
単なる誤植かと思ったのですが事実音声が入っていません。
「奥運会」(オリンピック)すら音声無しです。合成音声のみです。
またこのモデルからメイン画面もタッチ対応になったのですが
中日辞書で丸囲いで用例という表示があるのでこれをペンタッチすれば
用例が出るのかと思いきやサブ画面の「用例表示」をタッチしなければ
ならなかったりと煮詰めが甘過ぎです。
また中国語モデルでありながら収録コンテンツの「世界の料理事典」は
中華料理は完全無視です。
中国語初学者には音声の収録数の少なさは致命的だと思いますし
中中辞典のような上級者向けコンテンツが入っているわけでも無く
どの客層を狙っているのか意味不明です。
他社の辞書に慣れている為マイナス部分を書き連ねましたが
手持ちの2機は電源投入後3秒?待たされるのに対し当機は画面を
空けた途端に入力待ち状態なのは特筆すべき点だと思います。
V80とSII DC-A07CNを統合して買い換えのつもりで買ったのですが
馴染めず売ってしまいました。
カシオ エ26,800円