
『真摯な料理人の姿勢を見よ』
京料理の料理人にして老舗料亭の主人、村田吉弘の料理に対する考え方は「革新しつつ伝統を守る」ことにある。おいしくするためにはフランス料理の真空調理法や、電子レンジなども積極的に使う。その一方で、手間をかけなければ、おいしくならないのであれば、徹底的に手間をかける。読んでいるだけで、よだれが出てくる内容でもあるが、読みとって欲しいのは、一料理人の真摯に料理に取り組む姿勢である。料理人や料理人志望者だけでなく、誰でも楽しめる本でもある。(松本敏之)
小学館 460円